救急救命士監修!ココロとカラダのヘルスケア

医療のプロ目線で綴る、幸せに生きるための備忘録

高血圧は万病のもと!

 こんにちは。今日は高血圧症についての話になります。

 経験上、救急搬送される方の半数以上は高血圧症を持病としてもっており、高血圧が万病のもとであるということと、大半の人が発症する可能性が高い病気であることがうかがえると思います。

 

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血圧?何のこと??

 そもそも血圧って何でしょう?なぜ血圧が高いとだめなのでしょうか。

 

 血圧は読んで字のごとく、血(血流)の圧力になります。

 血液は血管内を心臓というポンプの力で全身をめぐります。血圧が高いという事は、その血流の圧力が高いという事です。

 血流が高いといってもいまいちピンとこないかもしれません。

 血流の圧が高い=ポンプ(つまり心臓)が頑張って圧力を上げている状態です。

 なぜ心臓が頑張らなくてはならないのか。様々な理由が考えられますが、病気に直結する原因は大きく分けて二つです。

①血管の問題

 血管が細くなってしまえば当然血管抵抗が大きくなり、体の隅々まで血液を巡らせるために必要な圧力は高くなってしまいます。

 例えば、喫煙は血管を収縮させる作用があるため、高血圧に直結します。

 また、血管は(特に動脈)弾力があり、圧力をうまく先端へ送るようにできているのですが、動脈が固くなってまうと、同様にポンプの圧力を上げなくてはなりません。

 ほかにも、血管に脂肪が蓄積されることで一部分の血管が狭くなることもあります。

 動脈硬化高脂血症などは要注意です。

 

②血液の問題

 ポンプが送る液体がドロドロになってしまったらどうでしょう。

 サラサラな液体よりもドロドロの液体の方が流れが悪くなることは容易に想像できると思います。

 さらに、ドロドロの血液は血管の中の小さな突起物などに引っかかりやすく、そこに脂肪を蓄積させ、さらに高血圧を助長させるという、負の連鎖を産みかねません。

 

血圧が高いとどうなるのか

 では高血圧症が何を引き起こすのか、考えていきましょう。

 まずは、先ほどお伝えしたように、心臓に常に負荷がかかった状態になります。そして心不全心筋梗塞を引き起こします。

 脳の血管が詰まると脳梗塞を引き起こし、圧力によって血管が破れると、脳出血くも膜下出血を起こします。

 また、血液をろ過する臓器である腎臓にも負担をかけるため、腎不全となる可能性も高くなります。

 つまりかなりやばいです。

 

対策としてできること

 まずは、病院で高血圧症と診断されたら、キチンとお薬を飲みましょう。

 そして食生活、生活習慣を見直しましょう。

 もし、現在、高血圧症でなかったとしても、今後の可能性を考えれば、できることはしておくべきです。

 例えば

喫煙をやめる

飲酒量を減らす

減塩食

適度な運動

などです。

 少しづつで構いませんので、健康な老後を過ごすために、今から少しづつ習慣づけていくことをお勧めします。

サプリメントなどもおすすめです

 高血圧症は持っている方も多いことから、さまざまなサプリメントも販売されています。

 すでに高血圧症と診断された方は、薬での治療が最優先ですが、予備軍のかたや、予防したい方にはオススメです。

 

 例えばこのラクトウェルは、抹消血管抵抗を減らして、ポンプ、つまり心臓の負担を軽減させる効果があります。

 

いつまでも元気でいたいなら

 万病のもとである高血圧症の恐ろしさがわかっていただけたでしょうか。

 患者数が多く、みんななっているから大丈夫!では、いつか取り返しのつかないことになってしまいます。

 できることからコツコツやっていきましょう!